Element3Dにおける様々な問題について個人的解決策

Element3D(以下E3Dとします)を購入していろいろと問題が発生したため、書いていこうと思います。

 E3Dにおいて3DをOBJで読み込む際におこる障害について。

法線がおかしかったり、3Dモデルが小さかったり大きすぎたりとしますが、これはC4DやBlender等3Dソフトでエクスポート方法等を変更すれば治りました。ちなみにE3DではOBJ形式だけでなくC4D形式でも読み込みが可能でした。

 

E3DにおいてOBJインポート時にテクスチャが貼られていない問題について

あくまで個人的ですがこの問題には二つ原因がありました。一つ目はE3Dが半角英数しか認識しないというところにあります。相対パスに日本語や全角が含まれているとエラーになり、テクスチャがない状態でOBJが読み込まれます。そのため、ファイル名は必ず英語の半角整数でつけることをお勧めします。

二つ目の原因として考えられたのはテクスチャの拡張子です。E3Dはjpgやpngにしか対応しておらず、tgaやpsdといった拡張子には対応していないため、エラーを起こします。

 

テクスチャエラーを頑張って書き直す

先にあげたテクスチャの拡張子がおかしい問題を頑張って直す方法です。まず、psdやtgaのjpg、png以外の拡張子のものをフォトショップ等を使ってサイズは変更せず拡張子だけを変更します。そして変更前のテクスチャと同じ階層に保存します。テクスチャがおかしかったOBJファイルではなく、MTLファイルをメモ張等で開きます。

ここで一旦OBJファイルとMTLファイルの説明をします。

OBJにテクスチャを張り付けてエクスポートすると必ずOBJとMTLファイルが生成されます。

OBJファイルとは→幾何形状のデータ(頂点座標、法線ベクトル、テクスチャ座標etc)
MTLファイルとは→材質データ(環境色、拡散反射光、テクスチャの相対パスetc)

つまりモデリングデータがOBJでそれ以外がMTLです。

この問題の場合、テクスチャの相対パスが日本語、全角であったり、拡張子がjpg、png以外になっているため、objではなく、MTLファイルをメモ帳で開き、問題となっている箇所を探し、そこのパスを書き換え、上書き保存すれば解決します。

 

とりあえず使ってみてこのような問題が出てきました。少し使った感想としては、前提としてE3Dはモデリングソフトではないので、そういうことはちゃんとした3Dソフトを使用したほうがよいのではないかと思いました。ただ、マテリアルであったり、テクスチャであったりは多少いじることが可能であるため、3Dソフトを触ったことがないにしてもその辺の知識が必要になってくるのかと思います。

利点としてはとにかく処理が早くて綺麗という点です。いろいろ3D機能を殺しているかわりに処理速度はかなり早いです。3DCGソフトにどうしても劣る点はAfterEffects上でどうにかカバーできそうな範囲です。また、Cinema4Dのクローナーのような機能があり、単純な形のアニメーション等はE3Dで完結できそうでした。